【ダイヤモンド企業も注目】ブラウンダイヤ

【ダイヤモンド企業も注目】ブラウンダイヤ

INDEX

  1. 1. 「コニャックダイヤ」ともいわれるブラウンダイヤの特徴
    1. 色味に応じてさまざまな種類があり価値も異なる
    2. イエローダイヤと並んで産出量が多い
    3. 有名な「スター・オブ・ザ・サウス」も実はブラウンダイヤ
  2. 2. ブラウンダイヤはなぜ茶色になるのか
  3. 3. ブラウンダイヤの価値は近年見直されつつある
  4. 4. 濃くて深みのある茶色のブラウンダイヤはとくに価値が高い
    1. 国内外の大手ブランドも注目している
  5. 5. ブラウンダイヤは近年再評価され国内外のハイブランドも注目している

ブラウンダイヤはシックな趣があり、肌の色にマッチしたダイヤモンドです。従来は工業用の研磨材などに使われてきましたが、近年はその美しさが再注目されています。国内外のハイブランドのジュエリーにもブラウンダイヤが取り入れられ、ブラウンダイヤ専門のブランドも存在するほどです。

そこで今回は、近年注目を集めるブラウンダイヤの特徴をまとめました。ブラウンダイヤの種類や、ブラウンダイヤが肉眼で茶色に見える理由、とくに価値のあるブラウンダイヤの特徴などを解説します。

「コニャックダイヤ」ともいわれるブラウンダイヤの特徴

ブラウンダイヤにはさまざまな種類があり、とくに美しいものは「コニャックダイヤ」と呼ばれます。ブラウンダイヤは産出量が多く、比較的安価に手に入りますが、近年は大手ブランドにも注目されています。

色味に応じてさまざまな種類があり価値も異なる

淡い色合いのブラウンダイヤは「シャンパンダイヤ」といわれ、肌の色によく合うため女性に人気です。もっとも高価なブラウンダイヤは「コニャックダイヤ」といわれ、明るく濃いブラウンのダイヤです。大手ブランドがコニャックダイヤに注目したことで、ブラウンダイヤの価値が高まるきっかけになりました。

イエローダイヤと並んで産出量が多い

カラーダイヤモンドのなかでも、比較的産出量が多いのがイエローダイヤとブラウンダイヤです。近年はイエローダイヤとともに価値が見直されつつあます。とくにGIA鑑別書で最高級とグレーディングされたコニャックダイヤには、深みと落ち着きがあり、ほかのカラーダイヤモンドに匹敵する価値を持ちます。

有名な「スター・オブ・ザ・サウス」も実はブラウンダイヤ

世界的に有名なダイヤモンドのひとつに、ブラジルで発見された「スター・オブ・ザ・サウス(The Star of the South)」があります。スター・オブ・ザ・サウスは原石の時点で261.88カラットもあり、カッティングを経て128.48カラットになったブラジル最大のダイヤモンドです。実はスター・オブ・ザ・サウスもブラウンダイヤです。スター・オブ・ザ・サウスは、1862年にロンドンの展示会で販売され、4万フラン(当時の価格でおよそ1,300万円)の値がついています。

ブラウンダイヤはなぜ茶色になるのか

ダイヤモンドに色がついているように見える理由は、ダイヤモンドの内部構造の変化によって、特定のスペクトルの光が吸収されるからです。地球内部でダイヤモンドがつくられる際、圧力によってダイヤモンドの炭素の結晶構造が変形し、光の吸収の仕方が変化することがあります。ブラウン以外の光が吸収されることで、肉眼ではブラウン系統のダイヤに見える仕組みです。

ブラウンダイヤの価値は近年見直されつつある

ブラウンダイヤは近年、非常に評価が高まりつつあります。とくに最高級のコニャックダイヤは、その落ち着きのある色味から、コレクターに高い支持があります。また、国内外のハイブランドによって、ブラウンダイヤを使ったジュエリーが年々発表されています。

濃くて深みのある茶色のブラウンダイヤはとくに価値が高い

ブラウンダイヤもほかのカラーダイヤモンド同様、GIA鑑別書によって厳密にグレーディングされます。カラーの有無、クオリティ、カラット、カットを見る基本的な4C情報に加え、カラーダイヤモンドの場合はカラーごとのグレーディングや、カラーか天然であるか人工着色であるかがレポートされます。

もっとも価値があるのは、コニャックダイヤと呼ばれる天然ダイヤモンドです。ブラウンダイヤのカラーグレードは、フェイトブラウン、ベリー・ライト・ブラウン、ライト・ブラウンの3段階に加え、最高級のファンシーブラウンが存在します。コニャックダイヤは、ファンシーブラウンのグレードに該当します。

国内外の大手ブランドも注目している

高級感のあるコニャックダイヤを中心に、国内外のハイブランドがブラウンダイヤを使ったジュエリーを数多く発表しています。中にはブラウンダイヤを中心に取り扱う高級ブランドもあります。

とくにアメリカのセレブ女性を中心に人気を集めた「チョコレート・ダイヤモンド」も、ブラウンダイヤを使ったジュエリーです。国内にもブラウンダイヤ専門のジュエリーブランドが誕生しており、ダイヤモンド企業によるブラウンダイヤの注目度の高さがうかがえます。

ブラウンダイヤは近年再評価され国内外のハイブランドも注目している

近年、ブラウンダイヤはその美しさが再評価されています。中でも、深みと落ち着きのあるコニャックダイヤは、国内外のダイヤモンド企業に注目されています。ブラウンダイヤは産出量が多く、価格も手頃のため、ぜひ一度手にとってみてください。

守屋啓
著者・監修:守屋 啓(もりや はじめ)
一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(A.G.L)所属のAGTジェムラボラトリーにてグレーダーとして色石・ダイヤの鑑別に従事。その後、世界的に権威のある鑑別機関、GIA JAPANのG.G.(グラジュエイト・ジェモロジスト)プログラム講師として活躍。GIAが日本撤退後は、各地で宝石鑑別の講師として活躍する第一人者。

ダイヤモンドは4Cと呼ばれるグレードに依って大きく買取金額がかかります。
詳しいダイヤモンド買取価格表については以下をご参照ください。

ダイヤモンド買取価格